March 18, 2004

SOLAR ARK

200403ark1.jpg

まずいものを見つけてしまった。

SOLAR ARKは、SANYOが計画して鹿島建設が岐阜に建造した、全長315m,総重量3000tの立体トラス構造の巨大建造物。

エコ!エコ!の象徴というだけでなく、
不正への反省と太陽電池の耐久、劣化の実証試験という意味をもったモニュメントだってところが○。

200403ark2.jpg(諸元はこちら)


5046枚の太陽電池パネルによる最大出力は630kW。

年間発電量は約53万kWhとのことで、一般家庭が大体5000kwh年間で消費すると計算すれば、これは106軒分に相当する。うーん。設置面積比で考えると、やっぱり分が悪いぜ。こりゃ。

大きくすればするほど、日照権の問題も出る。これは多分、ビルのガラス全部を紫外線で発電する透明太陽電池にしたりとかいう手でどうにかなりそう。
ただし、室内に紫外線が入らなくなったりして、居住者の健康には悪いかもしれないけど。

さて、SOLAR ARKの最大出力を太陽電池パネル一枚あたりに換算すると、約125Wになる。
この約125Wという数字はアバウトながらも大変厳密な数字のはず。

というのもSANYOには、太陽電池の出力を偽り、不正出荷した過去があるからだ。

SOLAR ARKにはその時に回収したパネルが使われている。

このことをちゃんとサイト上でも謳っている姿勢が良い(さすがに不正の二文字はないけど)。


当初「メガソーラー構想」として発表した「ソーラーアーク」ですが、ソーラーアークに使用している太陽電池は、全て2000年秋の出力問題でお客様から回収させていただいた太陽電池モジュールを使用しています。
 これは、この問題を真摯に受けとめるとともに、品質が如何に大切であるかということを常に自覚し風化させまいとする意思と決意の表れです。また、お客様に三洋電機の太陽電池を安心して使っていただけるよう、モジュールの基本性能を、長期間、大規模に実証していくための装置としても有効活用したいと考えています。


当時の記事コピペ。

ちなみにSANYOの現行品は180W。
2003年の時点で200Wまで達成したらしい。パネルのサイズが違うからか。
なので、変換効率で見るべきか。どんだけ増えたんだろう。

SOLAR ARKは太陽の箱舟ということになるけど、太陽 + 舟だと、エジプトの太陽の船を連想。それぞれ糸杉製、レバノン杉製。レバノン杉といえばギルガメシュ叙事詩的にもあるように、古代の森を切り崩す話(=もののけ姫)の象徴。
古代では森を切り崩した材料で作る船、現代では森を守る材料で作る船。と見ると、おもしろいかも。

2年も前に完成していたものを今まで知らなかったのはまずい。
近くを何回か通過してるはずなんだけどなあ。

こりゃ実物を見ないわけにはいかなくなったぞ。

これによればSOLAR ARKが2001Rの円弧の一部なわけで、
SOLAR ARKを下端とした直径4kmの巨大な正円を夢想。
行ったら目の前で想像することにする。

投稿者 txi : March 18, 2004 07:28 PM | トラックバック
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