exciteニュースより
<ビワ>世界初の種なし開発 千葉知事が発表
この頃は、季節柄値段が落ち着いてきて楽しみやすくなったビワ。
そのビワがやりました!諸手を上げて喜びたいこのニュース。
商品化は2008年を予定とのことで、超期待してます。
「ビワに種がなければもっと売れるはず」と考えた同県農業総合研究センターが91年、開発に乗り出した。
確かに開発するのにこれ以上の理由はないよなあ。
種無し化する技術は、基本的にホルモンによる奇形を作る技術。
というと簡単そうだけど、さにあらず。
種無し化によって味が大分変わってしまうので、交配して作る無数の種無し個体から、最もウマいものを探す作業が必要になる。根気のいるお仕事だぜ。
ビワ栽培に関する予備知識が全くないのを恐れずに書くなら、
記事を読む限りだとバナナみたいな3倍体(染色体のセットが多い)を接ぎ木で増やす感じだと推測。(追記 はずれでした。6.2朝日新聞によれば、ブドウ同様生育途中にホルモン処理するってさ。映像はTBSにあった。ウマそー。)
染色体異常のクローンだと言われると、引っかかる人は多いのかな。(追記 ブドウ型となると、纏足の方がしっくりする。後天的に与えた性質で魅力を増す。そういえば、纏足の指の間に干しブドウを入れて楽しんだ、という話もある。)
遺伝子組み換えは種の壁を超えるから危ないというけれど、
遺伝子組み換え、ホルモンによる処理、掛け合わせによる品種改良、突然変異した個体の人為的な選択、どれも自然解がでるまで適応度はわからんよね。時間がかかる。
一個体としては、自分の評価関数に従って、ウマいと思えるものを食べるしかないのだな。
ビワ同様種が大きいと言えば、ライチ。
ライチの種が大きくてと嘆く方には、ひとまず台湾で食べる生ライチをおすすめできる。日本に入ってくる生のライチよりも断然大きく、果肉だらけ。安い。S/F比(seed to fruit ratio)にして相当低い。
本来ライチは実に害虫がつくので、防疫的には禁輸対象。そこで、毎年農水省から中国と台湾に担当者を一人ずつ派遣して、現地で蒸気を使った殺虫処理をしてから輸入するというウル技で凌いでいる。
去年はSARSの影響で担当者が渡中、渡台できずに輸入停止し、寂しい思いをしたのがライチファンには記憶に新しいです。
先日、中国産の生ライチの輸入を確認できました。
今年は防疫官殿がご活躍中のようです。お勤めご苦労様です!